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碧しの/科学騎兵ジャスティーブルー

「ヒロイン凌辱Vol.79 科学騎兵ジャスティーセイバーズ ジャスティーブルー」

 2015/04/10 発売 GIGA(DVD)


AVメーカー「GIGA」の主軸となる変身ヒロイン作品は、長期にわたりテレビ放映されてきた子供向け特撮番組の徹底した内容精査により、細部に至るまでオリジナル作品からの定形フォーマットを引用して、多様なオマージュ要素を形成する。一部の作品には、冒頭部で高揚感溢れる主題歌が高らかに朗唱され、物語の節目ではアイキャッチ(アニメや特撮作品で多く見られる、CM前後に挿入された数秒の番組名クレジット)までが再現される。


本作ではそれらの発現はないものの、戦闘シーンに於ける怱忙なカメラワークやアップを駆使したカット割り、変身シーンでのバンク・ショット(変身場面は本編中一回のみであり、本来的意味でのバンクとは異なる)は特撮作品特有の情調を彷彿とさせる。主役ヒロインのコスチュームも、オリジナルとなるテレビ放映作品の造形自体がさほど巧緻なものではないこともあり、些かも遜色ない出来映えとなっている。劇中に登場する光線銃の発砲軌跡や敵怪人の放つ電撃表現の視覚効果も見事だ。

変身後の格闘シーンは、メーカー他作品から散見出来る制作流儀、オフィシャルブログに随時掲載される、撮影に先がけた女優の衣裳フィッティング実施報告などから、マスク装着シーンも碧氏自身が吹替え無しで演じていると思われる。(変身後のジャスティーブルーの衣裳は精確に採寸されており、素肌に吸着するかように演者の身体曲線を露わにする)難度の高い曲芸的殺陣こそ叶わぬものの、程々の冴えを保ったアクションを披露している。

本作品は怪人に伍する能力を持つ女性戦士が、拉致され性的拷問の末に陥落、奴隷化させられる末路を描く。子供を視聴対象にもつ典拠元の戦隊作品であれば、戦士のひとりが捉えられても、自力もしくは仲間の助勢によって窮地を脱するのが定石であろう。ストーリーの中で長時間の拉致を仄めかすことはあっても、精神・肉体的に壊滅的ダメージを被ることはなく間一髪で難を逃れるか、或いは何ら誅罰を被ることなく単に敵アジトに投獄されるのみ、という不用意かつ不自然な状況さえあり、視聴者はその緩慢な捕縛事様に違和感を覚えつつも、主人公ゆえの特権的優位性として容認してきた。


GIGA作品ではこの因習的不文律を無みし、捕われた戦士は容赦なく徹底的に成敗される。本作品の主人公・ジャスティーブルーこと鮎沢泉(碧しの)は、四肢を拘束され執拗な拷問によって変身状態が破綻するも、臆することなく対峙する敵を高姿勢で威嚇する。しかし拷問が自身の秘部に及んで性的刺激を伴うと、一途に戦士として生きてきた彼女の中で女性としての自我が覚醒し始める。




暴行を受けながらも辛うじて正気を保っていた彼女は、敵の一瞬の隙を突いて再び変身を試みるも、拷問による疲弊と消耗から完全変身が叶わず、十分な戦闘能力を得られないままあえなく敗北、再度拉致される。2度目は完膚無きまでに陵辱され、当初から固守しつづけた強剛さははかなく霧消、内に潜む淫らな底意を露呈すると、自ら愉楽を貪るように行為に溺れてゆく。




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