小林架純/美少女サプリ

「美少女サプリ」 2015/12/18 発売 スパイスビジュアル(DVD)


小林架純の作品に於ける特筆すべきものとして、本編開始から終章まで間断なく繰り広げられる、彼女の放胆かつ嫋やかな挙動と、それらの起因要素たる、各章にほぼ漏れなく登場する露出度の高い水着・衣裳の数々がある。彼女の作品に於いて、見せ場の合間に挿入される「箸休め」的な冗長なセクション、あるいは無為無聊なインタヴューや長語りなどは殆ど存在せず、ひとつの作品上での極点たりうる佳局の到来が、各章ごと絶え間なく織り込まれ繰り返されてゆく。


しかし、本編自体をいわゆるイメージ作品の表現手法のひとつである「着エロ」の淫猥なレヴェルには貶めず、あくまで正統アイドル作品の範疇に留めているのは、彼女の底意を感じさせぬ聡明な笑顔、時折見られる細微な所作の発現から推量される彼女自身の心柄がある。モデル側の意向として課された撮影規制もあってか、撮影者が真意からの自制を図るかのような、やや慎ましげなカメラワークもその一因を担う。中盤チャプターで彼女が纏う鮮桃色のボレロは、本作と同一レーベル、同日発売作品「佐野ほのか 清純クロニクル」でも登場しており、両者の歴然としたアプローチの差違は、双方の演者としての位地、「着エロ」路線の本流に根ざした「清純_」との心組みの隔りからして自明なものとなる。こうした対比を依て検分されることで、本作が「着エロ」フォーマットとは一線を画した中での上限描出ともいうべき精良な所産であり、一部位を覆うだけの露わな被服着用を容受する、デビュー間もない彼女の奮励と情意は称揚すべきものがある。



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