市橋直歩/もう一度…

〈GUILD上村演出に思う〉

先日、上村知之監督の手による新人グラビアアイドル・松本華恋出演のイメージ作品「かれん/松本華恋」(2021年8月発売 イーネット・フロンティア)を視聴したところ、ある演出の執拗な連続にいささか辟易させられた。それは全編にわたって登場する第3者の”腕”による数々の擽り行為である。イメージ作品に於ける演出のひとつとして、「マッサージ」チャプターは作品中の箸休め的コンテンツとして以前から常套的に設けられてきたが、マッサージの施術以外で、謎の腕の登場による“擽り”というアクトが、1作品でここまで多く反復されることに驚きを禁じ得ない。そればかりか、モデルを擽るという喧々たる情景によって、モデルが放散する色香、あるいは身につけた扇情的な衣裳によって齎される蠱惑的な雰囲気というものを著しく削弱させているように感じられてならない。

上村監督はグラビアアイドルのイメージ作品製作で有名な「映像製作会社ギルド」の代表であり、自ら監督を務めた作品も数多い。昨今のイメージ作品には「一人称視点」手法で描かれるものが多く、登場するモデルは、対象であるカメラを彼氏や兄、あるいは何かしらの接客相手として迎え、そこからささやかな寸劇が繰り広げられることとなる。上村作品でも一人称対話形式を用いて男女の恋愛模様をテーマとする作品は多く、作品の諸処で擽り演出も登場した。今回採択した上村監督作品「市橋直歩/もう一度、キスして」でも本篇の多くのチャプターで”腕”の登場場面が見られるが、しかしここでの”腕”はあくまでも各章導入部の前戯的な扱いであり、おちゃらけた擽り行為はチャプター序盤で早々に終了して艶めかしい佳境へと継がれている。脚線・臀部・パンスト嗜好者には垂涎の好編であり上村監督の真骨頂ともいうべき本作。こうした作品の再来を期待したい。

「もう一度、キスして 市橋直歩」2014/03/14 発売 イーネット・フロンティア (DVD/配信)



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